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動向紹介 Archive

中国のオープンアクセスの現状

先日のWorkshop on Electronic Publishing and Open Accessで発表されたお隣中国のOAの現状について「Open Access Movement and Development in China」をもとに簡単に紹介します。

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Berlin 4 Open Access参加報告

今年の三月末にドイツで行われたBerlin 4 Open Access会議について、日本から唯一参加された三重大学の佐藤義則先生に会議の目的や参加された模様を紹介していただきました。
(佐藤先生どうもありがとうございました)

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研究者の研究成果の指数となるか:H指数

最近になってようやく気づいたという感じですが,UCSDのJorge E. Hirsch教授によって研究者の研究成果を量る指数として「H指数(h-index)」がPNASに発表され,それが図書館情報学分野でも話題になっているそうです。Wikipediaによると「その研究者が公刊した論文のうち、被引用数がh以上であるものがh以上あることを満たすような数値」なのですが,機関リポジトリに「H指標30以上の論文のみ検索する」などという機能が実装されるとそれはそれで利用側としては面白いのかもしれません(数値の一人歩きはいけませんが)。
全く持って無責任発言ですが,商用データベースが手を出していないうちに,IRに実装してしまうのもPRになるのかもしれません。
(発表された論文を被引用数をもとに順序をつけていき,順位が被引用数を下回る境目で,高い方の順位がH指数)

H指数について
http://www.pnas.org/cgi/content/abstract/102/46/16569
http://ja.wikipedia.org/wiki/H指数
http://en.wikipedia.org/wiki/H-index

H指数関連の最近の動向
http://eprints.rclis.org/archive/00006376/

オープンアクセス資料のファイル形式

機関リポジトリの運営を行う上で,登録されたファイルについての各種情報を知ることは管理上必要な作業だと思われます。今回,ROARを利用して,機関リポジトリに登録されている資料のファイル形式についてごく簡単な調査を行ったので報告する。

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機関リポジトリとソーシャルブックマーク

機関リポジトリに登録された論文を発見されやすくする試みとして、ここ数年で人気を獲得したソーシャルブックマークの機能を機関リポジトリに組み入れる動きがあるそうです。ソーシャルブックサービスである、del.icio.usConnoteaと連携して、機関リポジトリの各論文の個別ページに関連文献のリンクが張られるようになるとか。(CiteUlikeのようなサービスもありますね)今のところ、ePrintsでのみ実装可能なようですが、日本のカッティングエッジなみなさまも導入してみてはいかがでしょうか。

(いくらOAI-PMHで横断検索が可能であるといっても、OAIsterのようなものを用意したところで研究者がそれを使って論文を探すようになるとは思えませんし、そうしなければならない必然性もないと考えると、IRレベルで利用者である研究者にとっての使いやすさを増す試みはもっとあって良いと思います。)

PubChemとCAS:化学情報の提供をめぐって

pubchem.GIF


オープンアクセスもどきで世間を賑わせている米国国立衛生研究所が再び物議を醸し出している。その物議の対象となっているのは、NIHが提供しているPubChemという名のデータベースで、これが米国化学会のChemical Abstracts Service Registryと競合するので、少なくともNIHはPubChemを閉鎖するまではいかなくても、サービス提供の焦点を見直すべきではないかというACSの主張に対し,多くの批判が寄せられているというのが大まかな話である。
(専門外の話なので,専門用語に間違いがある場合はご指摘ください)

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3つのPとOA

ベイリー氏とハーナッド氏と間で,ちょっとした議論が起こっている。最初に言ってしまえばその一つの原因は,ベイリー氏が「図書館員」でありハーナッド氏が「研究者」であるということにあるとも言える。

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オープンアクセスは増加しているのか否か

 日々高まりを感じさせるオープンアクセスであるが,実際オープンアクセスとなっている学術雑誌なり論文は増えているのだろうか。こうした疑問に対しては,様々であるというしかない。というのは,各人によってオープンアクセスの度合いを測る基準が異なるからである。DOAJのリストに掲載されているオープンアクセス雑誌数は大幅に増加し,論文数も2005年4月現在で72084編と2003年から283%の成長率を示している。その一方で,Ulrich Periodicals Directoryを使った場合,2004年に39の新雑誌のうち11誌がオープンアクセスジャーナルであったが,2003年度は30誌,2002年度は47誌,2001年度は63誌であったように年間新刊雑誌数の割合において年々減少している。
 しかし,機関リポジトリに登録された総論文数を見ると,右肩上がりで上昇している。http://archives.eprints.org/eprints.php?action=analysis
 そのような中で,ALPSPのSally Morrisら有志が,DOAJのリストにある雑誌に対して,現在までに何編の論文が掲載されているか,最新の論文が公表された日時などを調査しているそうで,近いうちに公表されるという。

Budapest Open Access Initiative版オープンアクセスの再定義をめぐって

 Harnadは,Budapest Open Access Initiativeによるオープンアクセスの定義に,「即時かつ永久に(immediate and permanet)」という言葉を明示的に付け加え,改訂するべき時期が来たのだと主張している。これを明記することによって,「部分的に実現したオープンアクセス(partial OA)」といった考え方が生まれるのを避けることができる。つまり遅延アクセスや一時的アクセス(NIH, natureなど)はアクセスの程度の問題であって,オープンアクセスではないのだとの見解を示している。
 これに対して,H. Morrisonは現在ではそれはあまりにも高い敷居をしくことになるし(恒久的なアーカイビングの問題等),著者のセルフアーカイビングの実態を出版社が知ることは不可能でありこれなしには出版社はOAへの重要なステップを踏むことができないと述べている。L. Chanは,今の定義は十分に明確であり,恒久的という言葉を加えることが混乱をもたらすことになると反対している。
 Harnadはこれらに対して,arXivを例に挙げて,すでにセルフアーカイビングを許可している出版社はセルフアーカイビングされたもの保存を保証する責任はなく,許可することを続けていれば良いのであって,セルフアーカイビングした論文をOAにする・し続けるのは「著者」や研究機関の責任であり,出版社が自らのコンテンツ(公式)を保存する責任はあることは確かであるがそれはOA(補足)とは何ら関係がない。問題なのはコンテンツの保存ではなく,提供にあるのであって,必要なのは即座に100%のセルフアーカイビングを保証する研究機関の方針を実施することだとしている。
その他,「Publication」,「Publishing」についての定義を巡って議論が行われている。

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