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オープンアクセス協定

  • Posted by: admin
  • 2009年8月 6日 23:21


 ハーヴァード大学のShieber教授が,PLoS Biologyに「オープンアクセスジャーナル出版への公平」を寄稿していました。現在のオープンアクセスジャーナルは伝統的な予約購読モデルに対し系統的に不利な位置づけにあるとして,この不公平な状況に対する改善方法として「オープンアクセス協定(open access compact)」を提案しています。

Shieber SM (2009) Equity for Open-Access Journal Publishing. PLoS Biol 7(8): e1000165.
http://dx.doi.org/10.1371/journal.pbio.1000165


 現在の著者支払い型のオープンアクセスジャーナルは,著者にとっては出版費用がかからない代替タイトルがある状況では選択する余地はなく,出版者にとってもビジネスモデルを予約購読型から著者支払い型へ変更することは競合誌が著者に費用を課さないままであれば,多大なリスクを背負うことになります。そこで,Sieber教授は,著者の阻害要因と出版者のリスクを減らす目的で,大学と研究助成機関がオープンアクセスジャーナルへの掲載費用を引き受けることを提案しています(オープンアクセス協定)。大学は所属研究者に対してOAジャーナルへの掲載費用を負担する,研究助成機関は研究費とは別に掲載費用を被助成者に与えるというものです。

 いくつかの制限を設定していて,費用はオープンアクセスジャーナルの掲載費用だけに利用でき他の目的のために転用できない,オープンアクセスジャーナルは純粋なもの,つまりハイブリッド型や遅延型は対象外とする,掲載費用は1論文あたりの限度額を決めるあるいは1研究者あたりの年間使用金額に制限をつけるなどキャップ制を設けることを挙げています。


関連URL
http://blogs.law.harvard.edu/pamphlet/2009/06/11/the-argument-for-gold-oa-support/
http://openaccess.eprints.org/index.php?/archives/590-guid.html
http://oad.simmons.edu/oadwiki/OA_journal_funds
http://www.lib.berkeley.edu/brii/description.html

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