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知財社会における日本人研究者の情報アクセス

  • Posted by: admin
  • 2007年5月 1日 22:47
  • 文献

 AAASとIFTECH(未来工学研究所)/NISTEP(科学技術政策研究所)が共同で,知的財産保護政策が推進されることで研究者の研究成果のインプットおよびアウトプットへのアクセスにどのような影響を与えているのかを調査した結果「Research Tool Access in the Age of the IP Society: Results from a Survey of Japanese Scientists」が公開されていました。

 2006年11月から2007年1月にかけて,日本の大学および政府の研究所に所属する研究者6700名を対象に,特許関連の活動,特許技術へのアクセスの困難さ,研究成果公開の抑制,公開先の選択基準(オープンアクセスや著作権保護された著作物や公的助成をうけたデータセットへのアクセスに関する問題)などについて,ウェブ調査を実施したそうです(回答率19%,1267名)。

 オープンアクセス関連の結果については,回答者のほぼ全てが過去五年に発表をしており,公表先の選択基準は,知名度が最も高く,成果の広範なあるいは適切な読者への流通がそれに続いています。オープンアクセス出版はほとんど利用されておらず,回答者の3%が利用していたが,化学と物理学分野では12%が最も最近の成果公表にオープンアクセスモデルを用いたとされています。39%が過去3年でオープンアクセスの利用が増加し,約70%がアクセスが容易に,21%が著作権制限が自らの研究成果の流通に何らかの困難をもたらしていると回答していました。研究成果のアクセスについては,過去五年少なくとも一度はアクセスに困難をきたしたことがあるのは19%で(特許は10%),そのうち約4割がアクセスが出来ないことが研究を遅らせていると回答したそうです。

 同調査の結果は,国際シンポジウム「リサーチツールと学術研究」で公表されたようです。

(質問紙表をみると,OA関連の設問は,"Did you use alternative open access licensing models (e.g., Creative Commons) for your latest publication?", "Over the past (3) years, have you used open access (freely accessible) publications:"とあるので(実際には日本語訳されていますが),果たして回答者にOAが何を意味しているのか伝わったか気になります)

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