- 2006年6月 7日 00:10
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毎年度おなじみになってきた,NatureのWeb Focusシリーズですが,今年は「Nature Peer Review Trial and Debate」というテーマで査読制について論客を招いて議論する模様です。また,新たな試みとして,投稿された論文をプレプリントとしてWeb上に公開し,広く一般からコメントを求める実験を行うと発表していました。通常の査読制度にとってかわるものではなく,あくまで補足するもので,通常の査読が終了しだい公開査読は閉め切られ,編集者が全てのコメントを読み,著者に回答を求めるといったかたちになるようです。natureの査読は普通の学術雑誌のものとは多少異なるといったようなことを聞いていますが,どのような感じになるのか観察してみたいと思います。
ブログを利用して,コメントを募集しているようです。記念すべき第一番目はなんと日本人研究者でした。
http://blogs.nature.com/nature/peerreview/trial/
http://www.nature.com/nature/peerreview/debate/index.html
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Comments:1
- 土屋俊 2006年6月 9日 08:29
ご記憶の方もあるかと存じますが、open peer reviewといえば、Brain and Behavioral ScienceにおいてかつてSteva Harnadがはじめたopen commentaryという方式があります。これは、査読プロセスのオープン化ではないので、open peer reviewとは異なりますが、論文品質の確保のために、peer reviewed journalではない(!)Natureとしてはわかりやすいアプローチなのだろうと思います。もとの話題としては、まあ、peer reviewedではないのですから、peer reviewについて議論することができるのでしょうか。また、ここで注目すべきは、Natureという出版者がConnoteaまで使って(といっても、Connoteaの開発の中心の一人はNatureの技術者でしたし、プラットフォームも提供していたはずです)研究者におけるコミュニケーションを直接に扱うようになってきているということです。これが円滑にいくようになれば、図書館が学術情報流通の本質的要素であるという時代は終わるわけです。
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