- 2006年5月22日 14:16
- 文献
オープンアクセスのメリットとしてまず挙げられるのが、お馴染みの「OA論文は非OA論文よりも他の論文に引用される可能性が高い」というもので、Natureに掲載されたローレンスの「Free online availability substantially increases a paper's impact」を嚆矢としてこれまでこれを支持する(あるいは逆に否定する)多くの論文が発表されてきました。「Effect of open access on citation impact: a bibliography of studies」に関連文献がまとめられています。
オープンアクセスといっても、3つの観点があるといわれています。つまり
1.OAによるアドバンテージ
2.早期アクセスによるアドバンテージ
3.自己選別によるアドバンテージ
があり、1は単純に無料で論文が読めるため多くの著者の目に触れるから、2は刊行前よりも早くアクセスできるようになるから、3は論文の著者が多くの著作の中でも選りすぐりのものを選んでいるから、結果として「OA」論文は被引用数が高いということになるのですが、この3つのどのアドバンテージがどれだけ効いているのかについては、少なくともちゃんとした手続きをして明確にする必要があります。天文学と数学でこうした問題意識で調査を行っている研究者(M.KurtzとP.Davis)がおりますが、つい最近、PLoS Biologyに「Citation Advantage of Open Access Articles」という論文が掲載され、それなりの話題を呼んでいるようです。
Perkel, Jeffrey M. Open access brings more citations.
The Scientist, 16th May 2006.
[http://www.the-scientist.com/news/display/23448/]
日本語訳
5号館のつぶやき : 論文の無料公開は著者にとっても利益になる[http://shinka3.exblog.jp/3923865]
論文の紹介はまたすぐに。先に知りたい方は、上のサイトをご参照ください。
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