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The Facts about Open Access(ALPSP)

  • Posted by: smine
  • 2005年10月12日 02:19
  • 文献

無題.GIF
ALPSPが「The facts about Open Access: A study of the financial and non-financial effects of alternative business models for scholarly journals」(PDF 128p)を公開していました。
 本レポートは、オープンアクセスが学術雑誌に与える財政的、非財政的影響を測定し、さまざまなオープンアクセス出版がとりうる形態についてデータを取り、伝統的な予約購読型出版と比較するための基準を確立することを目的としているそうです。ALPSP,AAMC,HighWire,DOAJに収録されているもののうち495誌を対象に分析を行うとともに、22の出版社とインタビューもしているとのこと。
 簡略版の結論には、完全なオープンアクセスが実行可能なビジネスモデルであるかどうかを言うには時期尚早に過ぎる、2)学術雑誌の出版は、非常に流動期にある、3)査読と編集は完全なオープンアクセス雑誌では厳密さが低下するかもしれない、とまとめられていました。

 解説記事は,Scientistに掲載されています。記事によると、同レポートに対してBioMed CentralのCockerillやSpringerのVeltropは否定的な見解を示していました。というのは、近いうちに動向紹介をしますがALPSPはオープンアクセスに対して消極的・否定的立場にいるわけで、それがレポートにも現れているそう。編集をことさら問題にしたり一時点の状況調査で判断するのはどうかという意見や科学の振興を使命とする学協会がオープンアクセスに消極的なのは残念といった意見を寄せていました。
http://www.the-scientist.com/news/20051011/02

Comments:1

keiko 2005年10月16日 13:16

ALPSPの報告書に関しては、その後もいろいろな反応が
でているようです。ざっと読んだ感じでは、すくなくとも
これが、"Full Open Access Journal"の実態とは
いえないと思いました。回答のあったOA雑誌の半分以上が
BMCとISPの雑誌であり、この2社とその他の傾向はかなり
異なっています。ただOA雑誌が全般的に、新しく小規模で、
既存学術雑誌の電子ジャーナルとサービスや経営状態などを
比較したときに、「弱い」ことは事実だと思います。

調査レポートですが、事実の報告にとどまらず、解釈と
いうか、伝統的な学術雑誌のやり方が正しいという立場
からのコメントなどが特にintroductionには結構あり、
これがOA支持者たちからの批判を読んでいる一因の
気もしました。

気になるのは、BMCからの反論で、この調査ではBMCの
雑誌の大部分が内部査読者しか採用していないという
結果が出ていることに、「ほとんどの雑誌が外部査読者を
使っている」と反論しています。同様に電子投稿システム
に関しても事実誤認であると反論しています。

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