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Oxford JournalsがOxford Openを開始

  • Posted by: smine
  • 2005年5月 5日 13:30
  • 出版社

Oxford University Press(OUP)の1部門であるOxford Journalsは,2005年7月から最新のオープンアクセス・プロジェクトOxford Openを開始することを5月4日に発表した。
Oxford Openは,著者が1,500ポンド(2,800ドル)を支払うことによって,投稿論文の無料公開を行うもので,投稿雑誌のオンライン購読をしている機関の所属著者は,料金が800ポンド(1,500ドル)に割り引かれるとしている。2007年以降の雑誌のオンライン購読料金は,著者の支払料金と前年のオンライン無料公開の範囲によって調整される予定である。
また,Oxford Journalsは5月2日に発効したNIHのパブリック・アクセス方針を受けて,著者の自己アーカイビングの方針を修正し,Oxford Openで出版する場合を除いて,ポストプリントの機関レポジトリでの公開を雑誌のオンライン出版後12ヶ月禁止するとした。これにならって禁止期間を最長の12ヶ月とする出版社が増えることが危惧される。
http://www3.oup.co.uk/jnls/press/2005/05/04/index.html

Comments:3

keiko 2005年5月 6日 15:03

OUPのNucleic Acids ResearchがOAになって驚いていたのに、それをこんなに早く拡大してくるとは思いませんでした。雑誌の価格という意味では、さらに混沌としてくる気がします。

skato 2005年5月 6日 21:25

プレスリリース以外の資料がないのでOxford Openの全貌が明確に把握しているわけではありません。しかしながら,ヨーロッパの商業出版社がこのところオープンアクセスに向けての動きを加速化しつつあるのは,JISCによる財政支援やSPARC Europeの活動があるからでしょう。

土屋俊 2005年5月 7日 16:24

加藤さん、いえいえこのOxford Openの展開は退却というべきです。ぼくもプレスリリースだけの情報ですので、正確ではないかもしれませんが、問題なのはOxford Openの開始ではありません。すでに、New SpringerやBlackwell、あるいは、非営利セクターとしては、PNASが試みている論文単位オープンアクセスという方式にあとから追従しているだけだと思います。すくなくともまだ、このことによって雑誌のリストプライスへの影響は見えませんので(まあ、タイミング的に無理といえば無理ですが)、なんとなくDerek Haankの術中にはまってしまうような気がしてなりません。したがって、「ヨーロッパの商業出版社がこのところオープンアクセスに向けての動きを加速化しつつある」というべきではなく、ヨーロッパの出版者が上手にオープンアクセスをあしらっているというべきであると思います。考えようによっては、OUPのやり方のほうがいろいろな意味で質が悪いといってよいかもしれません。

むしろ問題なのは、ご指摘のように、これまで雑誌刊行直後から許されていたはずのセルフ・アーカイビングに対して12ヶ月後という条件がついたことです。HighWire(⊃OUP)ならば、(通常)もともと12ヵ月後にはオープンになってしまうのですから、そのタイミングでオープンアクセスといっても、実質的にはなんの意味もないわけです。もちろん、NIHにかかわる今回の一連の動きに対して皮肉なプラクティカル・ジョークをやってみたということであれば、なかなかの高等戦術ですが、、、、

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