- 2005年5月17日 12:26
- 動向紹介
ベイリー氏とハーナッド氏と間で,ちょっとした議論が起こっている。最初に言ってしまえばその一つの原因は,ベイリー氏が「図書館員」でありハーナッド氏が「研究者」であるということにあるとも言える。
議論の発端は,ベイリー氏が自身のウェブログで「電子ジャーナルアクセスのスペクトラム:オープンからアクセス制限(The Spectrum of E-Journal Access Policies: Open to Restricted Access)」と称するエントリを投稿したことにある。現在のGreenとGoldという色分けは全てをとらえているわけではないとし,雑誌のアクセス方針をGreen Cyan Yellow Orange Redの五種類に分けてはどうかと提案している(詳しい色分けの説明は同エントリを参照)。それに対して,ハーナッド氏は図書館員は長い間,3つのP-価格,許諾,保存を問題としてきたが,それらは重要な問題であるけれども過去・現在においてもオープンアクセスとは何ら関係がないとする。研究者が現在求めているのは,「無料で即時かつ永久に,全世界の24000の査読制をもうけた学術雑誌が生み出す250万論文の全文にオンラインでアクセスできること」である,これがオープンアクセスなのだと主張している。また,すでにゴールデンラッシュの時代(Gold Journal=OA)終わったのであり,現在は機関リポジトリとセルフアーカイブの緑の時代なのだとも述べている。
誰がどの立場でオープンアクセスを見るかによって意味合いが違ってくる典型例のように思える。
http://www.escholarlypub.com/digitalkoans/2005/05/13/the-spectrum-of-e-journal-access-policies-open-to-restricted-access/
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