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Budapest Open Access Initiative版オープンアクセスの再定義をめぐって

  • Posted by: smine
  • 2005年3月14日 12:44
  • 動向紹介

 Harnadは,Budapest Open Access Initiativeによるオープンアクセスの定義に,「即時かつ永久に(immediate and permanet)」という言葉を明示的に付け加え,改訂するべき時期が来たのだと主張している。これを明記することによって,「部分的に実現したオープンアクセス(partial OA)」といった考え方が生まれるのを避けることができる。つまり遅延アクセスや一時的アクセス(NIH, natureなど)はアクセスの程度の問題であって,オープンアクセスではないのだとの見解を示している。
 これに対して,H. Morrisonは現在ではそれはあまりにも高い敷居をしくことになるし(恒久的なアーカイビングの問題等),著者のセルフアーカイビングの実態を出版社が知ることは不可能でありこれなしには出版社はOAへの重要なステップを踏むことができないと述べている。L. Chanは,今の定義は十分に明確であり,恒久的という言葉を加えることが混乱をもたらすことになると反対している。
 Harnadはこれらに対して,arXivを例に挙げて,すでにセルフアーカイビングを許可している出版社はセルフアーカイビングされたもの保存を保証する責任はなく,許可することを続けていれば良いのであって,セルフアーカイビングした論文をOAにする・し続けるのは「著者」や研究機関の責任であり,出版社が自らのコンテンツ(公式)を保存する責任はあることは確かであるがそれはOA(補足)とは何ら関係がない。問題なのはコンテンツの保存ではなく,提供にあるのであって,必要なのは即座に100%のセルフアーカイビングを保証する研究機関の方針を実施することだとしている。
その他,「Publication」,「Publishing」についての定義を巡って議論が行われている。

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